11/24の日記
23:56
成実本編・最終話〜地獄〜
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とうとう最後の終幕です。
地獄拝みました。
いやー……。
相変わらずのネタバレ満載な感想です。
三つ全て見ておりますので他終幕もネタバレてます、どうかご注意ください。
最初の展開は、極楽にそれに近かったです。
姫救出を願い出るシーンのやりとりもほぼ同じ。
成実の言葉に奥州主従が無言になるところも(泣)
よくよく振り返ってみると、管理人が通常終幕を気に入っているのは………単純に小十郎スキーだからかもです。
だって双璧二人での救出、すごい嬉しかったんですもん。
すいませんいつまでも引っ張っていて。
……いきなり話がそれました、戻ります。
成実が一人姫を助けに来る辺りまではほぼ同じでした。
そして――廃寺にて対峙する成実と光秀。
ここで光秀、他終幕ではすぐ短筒を出すのに刀で成実を迎え撃ちました。
となると成実、きっと後で撃たれちゃうのね……などと思いながらプレイしていくと。
やはりここぞという時の光秀の奥の手なんですね。
「武の成実」相手ではさすがに分が悪いのか、壁際に追い詰められていく光秀。
しかし隙を狙い、光秀の短筒が成実を襲います。
撃たれた成実、肩を負傷した為に刀が持てません。
形勢逆転に笑みを浮かべながら、短筒を成実に向ける光秀。
とどめをさそうと引き金を――……。
そして思わぬ展開が。
管理人全く予想してなかったです。
成実をかばって撃たれたのは姫でした……!
やばい、こういう展開はマズイです。つか好きです(え)
まさかの展開に光秀も成実も驚愕。
成実は怒りのまま、撃たれた肩の痛みなどものともせず刀を手に光秀を袈裟掛けに。
絶命する光秀。
成実は姫に駆け寄り、抱き起こして。
ここで出た絵巻の………
なんって成実らしくない事ったら!
あ、ちなみに良い意味でですよ?
怒り、悲しみ、嘆き、後悔……もうどう例えてよいか分からないほどの感情をさらけ出している成実。
まさか、成実のこんな表情が見られるなんて思わなくて。
うっわー。
様々な思いに歪んだ成実の表情は、決して綺麗ではないけれど。
故に、どれほどに彼を絶望たらしめているかが窺えて。
やばいな、何より萌えちゃったかも。
悲痛な声で姫の名を呼ぶ成実。
それに対しとぎれとぎれに上がった姫の問いは、成実が無事かどうかを確かめるもので。
自分の事はどうでもよい、何故かばった、と問う成実。
姫の答え……それは、他の終幕で彼が姫に返した答えと同じものでした。
「体が自然に動いていた」と。
やば、またもややばいんですけど!
同じ言葉を、まさかここでこんな形で姫に言わせるなんて!
他終幕を知ってるだけに、余計このセリフが泣ける……!
こうして助けに来てくれて嬉しかった、そう告げながら血を吐いた姫に、もう喋るなと止める成実。
しかし姫は、ずっと成実と話していなかったからと。
今じゃないと話せないから、と。
ここでの三択……。
どれ選んでも切なくて切なくて泣けてしょうがない。
成実的にはどれがまだ救いかな……。
いや、どれもキツイかな。
以下、三択もわりと詳しくネタバレてますので、念のため下げます。
見たくない方はご注意。
最初に選んだのは、「貴方に会えて良かった」だったんです。
しかし成実はそれに対し、「お前をこんな目に合わせるくらいなら、出会わなかった方が良かった…!」と。
初めてこれを見た時はなんというか……切なさはもちろんなんですが、そこまで成実に言わせてしまったというのがすごく新鮮というか、驚いてしまって。
こうしたすでに起きてしまった過去を否定する成実。
彼らしくないセリフだったせいか、余計胸に迫りました。
彼からそんな言葉を引き出させてしまったんだなぁ……と。
なんかすごく染みました。
成実の深い絶望が伝わってきて。
「今までありがとう」だと、多分成実が一番辛い気がします。
その後に続く姫の「たとえ利用されていたとしても…」という言葉。
強く成実の心をえぐった事でしょう。
「違う!それは…俺は…っ!」
成実は首を振り強く否定しますが、しかしどう答えて良いのか分からないのか言葉を失って。
姫に誤解をさせたまま…というのはかなり辛いですね。
「助けてくれて嬉しかった」だと、そう言って微笑んだ姫に「こんな事で喜ぶな、笑うな!今この時に見たくない…!」と成実。
謝る姫に、彼は「謝るな、笑うな、ただ生きろ!」
そう声を張り上げて……。
もしかしたらこの選択が一番正解かな。
成実の「ただ生きろ!」という言葉。
これがこの時の彼のたった一つの切なる願い。
姫に深く……深く響いたと思います。
それに、成実は「笑うな」と言いましたが。
その姫の笑みが、今は辛いばかりでもいつか……彼の中で少しでも救いになったらいい。
そう、思いました。
血が流れ、体が冷えていく中。
姫は、必死な成実の言葉に心の奥が暖かくなっていきます。
この想いこそ、成実への想いなのだと気づいた姫。
告げようとした想いが言葉になる前に、しかし姫は――……。
……………(涙)
もう何の反応も返さない姫に、成実は問います。
「あの時お前の話を聞いていれば、お前は死なずにすんだのか」
「向き合う事を恐れた愚かな俺に教えてくれ」
切々と成実は訴えます、姫の体を抱きしめながら……。
あぁあ……(泣)
しばらく後。
姫の体を抱いて外に出た成実。
細かな雨に打たれながら、
「俺たちは雨で始まり…雨で終わる」
そう一人ごちる成実。
このまま、自分の気持ちも悲しみも全て、雨に洗い流されてしまえばよい、と。
成実の伏せた目から流れた涙も、雨が隠して――。
この後。
姫の骸は国へと送り届けられ、丁重に葬られ。
成実はこの一件の後奥州を出奔。
以降、歴史の表舞台には出てこなかったとか。
地獄終幕、完です。
………………。
………うん。
色々な意見や感想がありましょうが………。
管理人的には成実本編地獄、かなり好きかも、です。
本気で泣きましたし。
なんていいますか……。
今回、ストーリーの流れとしては三終幕の中で地獄が一番無理がない気がしちゃったんですよねぇ……。
や、あくまで管理人がそう感じただけですけど。
管理人、主人公が誰かをかばって死ぬなんてのはかなりの泣きツボなのでそれも大きいです。
誤解が解けないままだったり誰も幸せにならなかったりと、結構……救いようのない話っちゃ話なんですが。
もろ悲恋だけど、色々なものが綺麗に収まったなぁ、といった感じなんです。
成実の「雨で始まり…」というセリフにしたってすごく切ないけどすごく素敵でしたし。
まぁ他終幕と違って地獄はこれでお話が終わってしまうので、綺麗に収まってなきゃアレですけど。
何よりあんなに感情をさらけ出した成実が見られた事が大きいかな。
悲しく切ないけど、すごい萌えてしまいました……。
あー…でも成実のその後は気になりますが。
そして顔出しは政宗様。
アドバイスは、双璧が「傾城」に対して猜疑的な事、常に試されている事に留意せよと辛そうな表情で仰いました。
そして最後に……。
マジ顔で一言、幸せになれ、と。
ま、政宗様ー!!!!(泣)
地獄終幕は毎回そうですが、拝んだ後の顔出しでなんだかすごく申し訳ない気持ちになります。
すいません政宗様、次は絶対幸せになりますからね!
………そう言いながら、管理人極楽ではなく通常終幕が見たくて四度目のプレイに突入。
双璧の姫救出が目当てな管理人は、やはりただの小十郎スキーなのでした。
………我ながらなんだこのオチ(苦笑)
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