BOYandGIRL
□ｼｮｰに……
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
―真優ｸﾝはｼｮｰに出てもら えるのかな？
『ｶｽﾞｷちゃん!』
『………ｵﾚが……』
「………
……一週間後にリハーサルがあるの。
お客さんも審査員もいないし、教師も大体2､3人しか来れないようになってるんだけど…
真優ｸﾝがそのﾘﾊを見て、
出てくれるんなら、男ものの衣装もつくれる。
どう？」
『男ものって…いいの？』
「別に女限定なんて決まり無いし、映成高校や東邦高校は毎回男女じゃない。」
『「『え？』」』
「？ 何？」
『と…東邦も…？…』
「そう。
去年もいたじゃない。
今年は多分相当力入ってんなー
あそこの高校からはさすがにモデル引っ張ってくんのは………―――」
4人の間に沈黙が流れ、
それぞれ顔を見合わせた
『……真優…ｸﾝ…
やっぱさすがに無理だよね……？』
『……無理ってゆーか…』
「東邦側が了承すんのか??」
「……そうか…東邦だったわね………」
『…………んー…じゃぁ無理かなぁ……』
『………』
真優は莉麻を見て、
口を開いた
『ｵﾚ、リハーサル見てみる。』
｢「『!!!!』」｣
｢まじ????!
マユやるの???!｣
『わぁーん
よかったよぉ〜…』
「…ちょ……まだやるっていってないじゃない…!」
『……まぁ…はは…』
「っし!!ｵﾚも協力するぞーっ!!!」
「だからまだ決まってないって……」