ひだまり(ブック)

□2
1ページ/2ページ



第2話 過去を越えたいと願う心




 






私は彼に大人しくついて行くことにした。



「ここや…ってあれは……」


 
職員室の前には先生らしき人が立っていた。



「なんや、田中やないか。こんなとこで何してんねん」

「忍足!先生に向かって呼び捨てにするなと何度言えば……!」

「いいやんか。細かいこと気にすんなや。……あ、こいつ俺のクラスの担任やねん。」



私が二人の会話を唖然と眺めているのに気付き、忍足君?が説明する。



「ん?その子は……」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ