短編小説
□君を想う
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「大丈夫か」
あなたに出会ったのは春、学園に入学したばかりのとき。
あなたはきっと覚えていないでしょう。
でも私は覚えています。
あなたの、表にはでないけれど、アリスから伝わってきた優しさを知っています。
「あり…がとうございます」
会話は一瞬。
そんな何気ないことを、私は忘れられないのです。
桜が満開だったあの日
私はあなたに、
恋
をしました。
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