神と世界
□にじゅう
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title:ただいま
長い一本道を歩き続けてようやく見覚えのある螺旋階段が見えてきた。
疲れた体にちょっと鞭を打ちつつ階段を上がる。
そして、光が見えた
「ただいま、スイレン」
「お帰りなさい、サクラ」
そう言ってスイレンは微笑んだ。
さて、あれからお風呂に入り、睡眠をとり、只今食事中。
試練の内容、私が帰ってくるまであったことを話していた。
あ、やっぱりほとんど1日かかってたみたい。
私のお昼ご飯・・・。
あ、夕食もか。
あれ?
えっと、今食べてるのは・・・夜食?
太るっ!?
い、いやいやいや!
待て、落ち着け私!!
大丈夫、今日いっぱい動いたし!
私そんなに太ってな・・・太ってないし!
平気よ、私標準だもん!!
「どうしたのサクラ?変な顔して」
どうやら私は変な顔をしていたらしい。
うん。
「なんでもないよ、スイレン」
にっこり笑顔で返した私は正しい、はず。
(さ、たくさん食べてゆっくり寝てねサクラ)
(ええ、ありがとうスイレン)
(明日はカノンの所に行ってからあの子の所よ)
(あの子?)
(ふふっ。あ、錠はカノンの所に持って行ってね)