06/27の日記

22:38
ごめんなさい(泣)
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すいません・・・・
突然ですが私、蒼鬼は只今
リアルが忙しいので
少々消えます・・・・orz

直ぐ戻れます・・・・多分((汗

お詫びに、書いてて途中で挫折したグレナツ
駄文小説を・・・・
ほんとにすいませんm(_ _)m














ギリッと歯を食いしばり、相手を見上げながら睨み付ける少年。
うつ伏せに横たえ、相手を威嚇するような体勢の少年の腹と口端からは血が流れている。
睨まれている男は不気味な笑みを浮かべると、片手を少年に向け魔法陣を発動させた。


「お別れだ。ナツ・ドラグニル」


男の愉快げに言ったその言葉に、少年は悔しさを露わに握り拳をつくる。
荒い息をしながら最後の力を振り絞り、男の名を叫ぶ。


「ジェラ、ル・・・っ!」


恨みが込められたその声を、満足した様子で聞いていた男は、少年、ナツに魔法を食らわせた。
ナツの苦痛な叫び声とともに、辺りは光に包まれ、最後にはナツのいた場所に大きな木が現れた。
木には大きな穴があり、穴の奥には繭のようなもので包まれ、ピンク色の液体に浸かって眠っているナツの姿。


「残念だったな、ナツ・ドラグニル」


ジェラールは高笑いをした後に、ナツに向かって嘲笑を浮かべた。


「お前は仲間を守れなかったうえに、封印されてしまった・・・・。永遠の眠りに付くがいい・・・」


ジェラールは足元に転がっている血まみれの死体を踏みつけ、その場から立ち去った。














熱い季節。
蝉などが辺りで五月蠅く鳴き続ける。
それに煩わしそうに耳を塞ぎ、歩くことやや三十分。


「たぁくよー・・・・人遣いが荒ぇんだよ、ちきしょうめ」


上半身薄着に、短パンを履いた青年は、溜め息をついた。
青年の外見からして学生に見えるが、今は夏休み期間。
学生である青年は学校は休みである。
何故、暑い中、青年が外を歩いているのか。
事は少々時間を遡る。

青年の家で、青年と青年の友人がクーラーの効いた部屋で涼んでいると、友人が突如、『伝説の木』を見たいと言い出した。
青年は勿論、お前一人で行けと言ったが、めんどうだからやだ。
と言われ結局じゃんけんをし、どちらが伝説の木を見たついでに写真を撮ってくるか決めたのだ。
そして今に至る。


「めんどくせぇなら、見たいとか言うなっつーの」


まぁ、ただ友人は自分をからかいたかっただけだろうが。
暑いなか、外に放り出して。
じゃんけんで負け、流れで行く事になってしまったが、青年は腑に落ちず、ぶつぶつと文句を言いながら歩き続ける。
そうこうしている内に、噂の大木の前に着いた。
深い森に立つ、大きな木。
他の木々が陰になり、風が吹き涼しいし、気持ちがいい。

青年は大木に手を付けると、改めて大木を見上げた。
他の木々よりも遥かに大きい木。
青年の周りでは、この木に触れた者は三日以内で死ぬだの、木に向かってお願い事をすると叶うだの、いろいろな噂が流れている。
たかが木だ、と青年自身、そんな噂は信じていないが。
黒髪の間から流れてくる汗を拭い、噂が本当かどうか確かめたくなってきて、青年は大木を見上げながら大木に向かって願い事を適当に心の中で呟いてみた。
ほんの好奇心からの行動だったのだが、やはりというべきか何も起こらない。


「くっだんね」


青年は大木から少し離れ、友人に言われた通り、持ってきたカメラで写真を撮る。


「これ、撮る意味あんのか?」


今更な疑問である。
少しその疑問について考えていると、どこからか声が聞こえた。


『ぐ、れい・・・・』

「?」


青年は辺りを見渡すが、森には青年しかいない。
気のせいか、と首を傾げた刹那、またもや幼い、男の声が聞こえてきた。


『ぐれっ・・・たす、けて・・・ぐれいっ』

「誰だ!?」


青年の中に恐怖が生まれる。
誰も居ない筈なのに、耳に聞こえてくる知らない声。


「何でオレの名を知ってんだ!お前は誰だ!?」


先程から聞こえる謎の声は、確かに青年自身の名を呼び続けている。
青年、グレイが辺りを目を見開きながら見渡していると、大木の反対側が光っているのが一瞬だけ見えた。
グレイは恐る恐る大木の反対側へ歩み寄る。


「・・・・なんだこれ」


大木に大きく開いた穴。
無意識に穴へ手を伸ばした瞬間、バツンッ、と指先から静電気みたいなものが流れてきた。
グレイは反射で手を穴から退ける。
驚きで呆けていると、突如穴が歪みはじめた。
そして、穴の中から繭が出て来てグレイの目が一層見開かれる。


「んだ、よ・・・・これ・・・」


繭の中いっぱいに溜まっているピンク色の液体。
そしてその液体の中には眠っている人間。
夢か何かか、人間が木の中から出てくるなんて有り得ない。
そう思ったグレイだが、先程感じられた静電気のような感触が、嫌に現実に近い。
いや、近いというよりは、これは夢ではない、現実だと訴えられているようだ。


「・・・マジかよ」


震えた声で言った後に、そっ、と繭に触れる。
次の瞬間、グレイの頭の中に、まるで繭の中にいる人間を前から知っていたかのように、目の前の人間の名を紡いでいた。


「・・・・ナツ」


そうグレイが呟けば、繭の中で眠っている筈の少年の手が、密かに動いた。








な・ん・だ・こ・れっ\(^q^)/

ほんと、ごめんなさい(泣)

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