王子様との秘密

□秘密の学園入国!?
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俺、川村美咲斗!中三でもうすぐ受験の時期、みんながどこの高校に行くか迷ってる時期です。
そんなある日のこと
俺は先生に呼ばれて職員室、何も悪いことはしていません!!ただ行く高校が決まらないだけ・・・。

「川村、先生もなんでなのかは分からないがあの有名な金持ち高の桜木ヶ丘高にお前が推薦されている。」

「えぇぇ!?俺が?・・・でもあの俺も何でだか分かりませんし、それにそんなところ行く金もないですからちょっと・・・」

「あぁ、金のことは向こうが持ってくれるそうだ。お前はまだ高校決まってないんだろ?それにこんなところもう誘われることはないかもしれないんだぞ?行ってみたらどうだ」

「・・・はい・・・」

そんな感じで俺の高校は決まってしまい先生もやっと不安な奴が一人減った、と喜んで、俺の不安だけが残った・・・。

(・・・家帰ったら家族になんて言われるだろう・・・)

そんなことを考えてたから今日の授業はまともに聞いていなかった。


「ただいまぁ〜」

最近学校は三時間で終わりだから早い帰宅

「美咲斗ぉ〜?おかえり〜」

「・・・だれ?」

めったに聞かない声だ、けど誰だかは分かる。

「姉に誰とは失礼ね!勉強見に美咲様帰ってきてあげたんだから!」

「帰ってこないくせして何が美咲様だよ。てかお前勉強できねぇだろ!!」

「帰ってこないのは仕事があるからでしょ!後、お前とか勉強できないとかそういうこと言わないの!!」

めんどくさいのが帰ってきた。
まぁもうすぐ俺も寮生活で家に帰ってくんのは盆と正月ぐらいだけど。

それより母さんと妹が見当たらない。

「姉ちゃん、母さんと美咲那は?」

「あぁ、お母さんは買い物で美咲那は彼氏とデート、私も三時からデートだから!」

「あ〜そ・・・」

(姉ちゃんも美咲那もよく彼氏とかできるよな〜俺ん家の家庭どっちかというと可愛い顔してるから俺にも女顔がうつっちゃって彼女とかできないんだよな〜)

まぁ・・・しょうがないか・・・。

「それより美咲斗は高校どこにしたの?」

「あ、それ言わなきゃだめだったんだ」

「?で、どこなの?」

「それが・・桜木ヶ丘に推薦されたんだ」

恐る恐る顔上げたけど、やっぱり予想通りの反応だった・・・・・。
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