記憶を継ぐ者

□命の代価
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「おい!起きろ」


『う…』



エドさんに肩を揺らされて起きた



「どうした?」


『頭痛いです』



さっきよりは治まったがまだ痛い



「兄さん!ウィル」



アルが戻ってきた

エドさんが錬成しただろう巨大腕に寄りかかりぼーとしていると



「ハンパ物?」


「ああ、とんだムダ足だ。やっと、おまえの身体を元に戻せるかと思ったのにな…」


「ボクより、兄さんの方が先だろ。機械鎧は色々大変なんだからさぁ」


「しょうがないまた、次さがすか…ウィル行くぞ」



すごくエドさんはがっかりしていた



「そんな…」



立つと後ろにロゼさんがいた



「うそよ…だって…生き返るって言ったもの…」



呆然としていた



「あきらめなロゼ。元から――」


「…なんて事してくれたのよ…」


『ロゼさん?』


「これからあたしは!何にすがって生きていけばいいのよ!!教えてよ!!ねえ!!」



涙を流すロゼさん
もしかして、恋人さんを亡くした時もこんな感じだったのかな?



「そんな事自分で考えろ。立って歩け、前に進め。あんたには、立派な足がついてるじゃないか」



二人はそのまま歩いていきボクはロゼさんに何か言おうと思ったけどやめて二人の後を追った





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