記憶を継ぐ者
□炭鉱の街
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列車を降りたけど…
「なんか…炭鉱ってもう少し活気あるもんだと思ってたけど…」
静かだった…
ちょっと寂しい
「みなさん。お疲れっぽい…」
『あ、エドさん危な…』
―ゴン―
木材がエドさんに当たりそうだったので危ないと言おうとしたけど
当たっちゃった
「おっと、ごめんよ」
「いてーなこの…」
「お!!」
エドさんに木材を当てたのはボクより年下だと思う男の子だった
「何?観光?」
「あ、いや、ちょっと………」
エドさんが押されてる
「どこから来たの?メシは?宿は決まってる?親父!客だ!」
「人の話聞けよ!!」
見事にエドさんの話も聞かずに男の子は上にいる人に叫んだ
「あー?なんだってカヤル」
「客!金ヅル!」
「金ヅルってなんだよ!!」
「おう!」
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