王國心
□こっち向いて
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それは晴れた日曜日のことだった。
「…だよなぁ、ソラ?」
本を読みながら背中合わせに座っている、自分の大切な人に声をかける。
「…」
「ソラ?」
「…」
「おーい、ソラ?」
返事が無い。
さっきまであって、普通に喋っていたのに。
心配になった俺は、後ろを振り返りソラの顔を覗き込んだ。
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