桂総受け@

□凍えるような真冬に露天風呂に入ると訳のわからない優越感を感じる
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「温泉でバイト?」

風俗商店街へいくと、やはり桂がバイトしていた。
一緒になってエリザベスも呼び込みをしている。

「どうでもいいんですけど、桂さん・・。
アンタなんでいつも風俗のバイトなんすか」
「攘夷活動をするにも、金が必要だということさ。
財布がやばかったものでな、臨時のバイトに飛びついてしまった。」

これは好都合、と新八と神楽が顔を合わす。
「温泉でのバイト、すごく給料高いんですよ。
募集が5人なんです、来てくれませんか?」
「うむ・・・」
桂は腕を組んで考える。

「攘夷がな・・・」
でた、『攘夷』。禁断の(?)言葉。

「いいじゃねぇか、ヅラ君。
5日くらい攘夷停止して、資金集めりゃいいだろ」
「ヅラじゃない、桂だ。それもそうだな・・・。」
食いついてきた。
万事屋トリオは心の中でガッツポーズをする。

「ヅラァ、お願いアル。
このままじゃ、酢昆布が食べれなくなってしまうヨ〜」

作戦その1.神楽。
桂は神楽に甘い。
それを使わない手はない。

「そうなのか、リーダー。それは大変だな・・」
更に考え込む桂。
かなり揺れているようだ。
作戦は成功らしい。


「なぁエリザベス。オメーはどー思うよ?」
銀時がいきなりエリザベスに振る。

作戦その2.エリザベス。
桂はエリザベスに弱い。
エリザベスさえ賛成すれば、こっちのもの。

『桂さんについていきます』
ペンギンオバケのくせに忠誠心は厚いんだな。
作戦失敗。


・・・だと思われたが。
「エリザベスゥゥゥ、よく言ってくれた!
俺はうれしいぞぉぉぉ」

そっちかよ!!
なんか俺、エリザベスへの好感度あげちゃった?

「わかった、行こう。何時からだ?」
「・・え?まじで?いいの??」
銀時は驚愕する。
内心、うれしすぎた。

ありえない。
え?いいの?本当に??
・・うれしすぎるんですけど。

「本当ですか!?桂さん、ありがとうございます!
詳細は万事屋でお話しますよ。」

・・・ん?
新八?ちょっと・・?

桂 の 手 を 引 い て る ?

オイオイオイオイ、どういうこった、これ。
新八ィィィィ!!なんで頬赤に染めてんだ!


銀時は混乱する。
新八がどさくさで、桂の手を握っていたのだ。
しかし桂はなんの動揺も見せず、
黙って新八についていっている。
おそらく、何も考えていないのだろう。
超がつくほどの鈍感&天然&電波だし。


銀時にとって、
今回は甘いだけじゃすまないようだ。




続く

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桂総受け万歳\(^^)/
うちの新八は最近目覚めたようですW
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