頂き物・捧げ物

□Wカレー復活!
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胃腸薬様 より






あれから幾月経っただろうか。
「カレーニンジャ!!最近のかぶき町では物騒な事件が続いているネ!!こんなときこそ私達Wカレーの出番ネ!!」
エリザベスと散歩をしていると赤い忍者服に身を包んだリーダーに出会った。
「リ…リーダー…?」
「おうおう、ノリが悪いアルなー、私と一緒にかぶき町見回りに行くネ!!」
いきなりのことに驚いた俺だったがリーダーに黄色い忍者服を差し出されるとあの時の興奮が蘇ってきた。
「ルージャ!!」

エリザベスと別れた俺たちは何故かアイスクリーム屋の前に立っていた。
「リーダー、こんなとこで何をするんだ?」
「ここは最近出来た噂のアイスクリーム屋ネ。かぶき町の善民達から多額の代金を要求する悪徳アイスクリーム屋ネ!!」
「なんと…!!それは許せぬな!!」
「そこで!!我々Wカレーが身をもって潜入捜査するアル。」
「…え?」
「行くアル!!」
「る…ルージャ…」

「いらっしゃいませー」
「えーと…」
なんだか嫌な予感が拭えない。
「私はこれとこれとこれとこれとこれで頼むアル。」
「かしこまりました」
「カレーニンジャは何にするアル?」
「えーと…じゃあ…これ…で…」
「かしこまりました、お二つで1600円になります」
「カレーニンジャ…あとはよろしく頼むアル。」
やっぱりいぃいい!!
「る…ルージャ…」

「うーん!!噂通りの美味しさアルなー!!」
「うむ…」
何だかまんまと乗らされた気が拭えないのだが…確かに美味い。
「な…なんだリーダー、さっきからじろじろ見て…」
「それ…ウマそうアルな…」
「え?」
「私の一口あげるからそれ一口くれ。」
「なっ…」
何故か顔に熱がのぼる。
「早くくれー!!」
「わ…分かった分かった…」
そういうとリーダーにアイスを手渡した。
「こっちもなかなかイケるアルー!!」
「リーダー…一口じゃなかったのか…」
明らかに半分以上無くなっている。
「それが私の一口ネ。私のも食べるカ?」
「うむ…頂こう…」
「はい、あーん」
「うぇ!?」
あ…あーんだと!?男子の憧れあーんが今ここに…!!
「あ…あーん…」
「どうアルか?ウマいアルか?」
「うむ…酸味がきいててなかなかイケるな。」
「うふふ…ほっぺについてるヨ!?」
「え…あ…あはははは」
こんな些細な会話一つ一つに愛しさを感じる。
それは彼女の愛らしさゆえか。それとも…
「ふぅ…食った食ったアルー」
「ところでリーダー、調査のほうはどういう結果だったのだ?」
「え!?…んと…う…ウマいから許すアル!!」
「ふ…そうか。ではリーダー、そろそろ帰るか。」
「うん!!」

「またなー!!」
「あぁ。また会おう。」
俺は夕日に向かって走っていく赤い後ろ姿をいつまでも見送っていた。





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ハァ〜(*´w`* )なんてカワイイWカレー。
個人的に「あ・・・あーんだと!?」が好きです☆

※何度もいいますがお持ち帰り厳禁です

胃腸薬様、カワイイWカレーをありがとうございますた!
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