桂総受けA
□仲が良い兄弟って凄く憧れるよね
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「銀ちゃ〜んっ」
「ん?どうした、コタ?」
日曜日。
一週間ぶりの遅い静かな朝にテレビを見ていた銀時の元へ、
パタパタと走りながら、駆け寄ってくる小太郎。
「ね、銀ちゃん。これ読んでくれないかな」
「どれだ?」
小太郎が本を銀時へと差し出す。
学問のすすめ
「…。」
「今、忙しくなかったら…読んでほしいんだけど…」
「いや、あのさ、読むのはいいんだけど…
コタにはまだ早いんじゃね?」
学問のすすめ≠ネんてよ…。
俺、読んだことねーうえに、
…読めない漢字がありそうで怖い。
つーか、よくこんな重い本持てたな!!
「辰馬くんにね…『お勧めの本ある?』って聞いたら『すすめならあるぜよ!』
って、これ渡してくれたんだ。」
「そんな奴に関わっちゃいけませんッ!!!!」
「!?!?」
「他の男から借りてきた本をお兄ちゃんに読ませようとするなんて…
嫌がらせですか、コノヤロー…。」
両手を顔に当てて泣いたフリ。
それを見て小太郎は慌てる。
「ち、違うよ!僕、銀ちゃんのこと大好きだから…。大丈夫、泣かないで」
「そっか〜。なら良かった。
今から本屋にでも行くか?好きな本、買ってやる」
「え!?ほんと!?銀ちゃん大好き!!」
「僕、これがいいな〜。いい?」
「え…っ。人間失格=c…?」
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桂の幼少時代、…かわいいわ。うん。
あ、ショタじゃないんだからねっ!!
コタは難しい本ばかり読んでいればいいと思う。