〜『小(長)』〜
□鏡の中の物語
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何だろうな。
この感覚。
俺はいつものよーに古泉の相手をしてやり、朝比奈さんはお茶を入れ、長門は本を読み、と普通の日常に見える世界にいる。違うのはハルヒが来ていないということだけだった。
俺はそれから朝比奈さんに挨拶し、部室を出た。
夜。俺は今日は寝ないようにしようと考えた。ハルヒが誰の断りもなしにSOS団に来ないとは……。あの世界の繰り返しかもしれない。またとんでもないことに巻き込まれなちゃいけないのか俺は。まったく。
………と、思っていたが。眠いあまりに寝てしまい…………