非現実夢

□君と手を繋いで。
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「…グスッ」


「何泣いてるんですか」


「だってさぁ、悲しいって。ヒロインと主人公は両想いなのに、別れるなんて」


「いい加減、泣くのやめなさいよ」


「何で永四郎は泣かないの??」


「…まあ、確かに悲しいことは悲しいですが、俺たちは違うでしょう??」


「うん」


「だから、良いんです。…こうして、涙を拭いてあげられますからね」


「…永四郎、優しー」


「当然でしょう」


「ねえ。…手、繋いでくれる???」


「良いですよ、…君が望むなら」





(傍にいるよ、って言ってくれたみたいに、手を繋いでくれた君の温もりを、絶対忘れやしないだろう)(手を繋いだ後の君の眩しい、キラキラした笑顔を、俺は脳裏に焼き付けた)





●Ooと手を繋いで。oO●






*後書き*


短編。短い。そして木手。
ロマンチストだよね、あのひと。

そうじゃなきゃ嫌よ←誰


では、読破有難う御座いました。

アデュー☆


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