ハンプティ･ダンプティの囁き
□ゴーヤー
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この鼓動が打ち切って
私が抜け殻になったら
その皮を被ってでも
あなたは生き続けて
表面がぽろぽろと落ちて泣きながらしなびた
私はもう 戻れないから
見かけが良くても 中味は空洞
それじゃあ悲しすぎる
すかすかになった私の心に
忍び込む 影
食い荒らして 食い荒らして
原型も留めぬほど
不要になった私に もう心はイラナイ
足場を失った私は
儚い蔓に宙ぶらりん
首が絞まって 息が出来なくても
いいの いいの これは罰
影よ 影よ 出て行っておくれ
ここは空けておかなくちゃ
皮をナくした君のために