ハンプティ・ダンプティの囁き

□土竜 −もぐら−
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雨上がり 露がきらきらと

葉をつたってはしたたり落ち

日の光を浴びて輝く


退屈な授業も 嫌なテストも

全部投げ出して飛び出せたら

どんなに気持ちがいいだろう



地下鉄で目を閉じて

単調なリズムを聞く

窓の外は いつでも暗闇

光を求めて ヒカリを求めて

地下鉄みたいに突っ走って




でも


突然分からなくなる

立ち止まる うつむく 膝をつく



不安で 不安で


光を追いかける事が怖くて


涙を流しても 何にもならない




だから


立ち上がれ 立ち上がれ

誰の手も求めず 自分の足で


ただ光だけを追って

終わりの無いような 長いトンネルを




息を詰めて 駆け抜ける。

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