ふたりごと
□瞳の中のギャラクシー2
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どうして流れ星に願い事するんだろう?
宇宙の彼方に消えてゆくのに。
潤「和が流れ星で叶えたい願い事って何?」
ニノ「んー…。唐突に言われると無いよなぁ」
潤「だよな。変な事聞いたわ。ごめん」
ニノ「あ。言っとくけど『潤くんと一緒にずっといたい』なんて星に願わないから。」
潤「…あまのじゃく。」
ニノ「うっさい!ちゃんと理由があるんだもん」
潤「理由?浮気するかもしれないからとか?別れたいからとか?」
ニノ「マイナスすぎるよ…。そんな暗い理由じゃないっ」
潤「じゃあ何?」
ニノ「星なんかに願わなくても…絶対叶えてやるから」
潤「そうだね笑」
じゃあ。
どうして流れ星に願い事するんだろう?
潤「なんで『願い事』ってあるんだろ…。」
ニノ「うーん。。それは天才の俺でも分かんない笑」
潤「天才でも分かんないかぁ笑」
なんで。
頑張れば叶えられることを、敢えて『願い事』にするんだろう?
ニノ「でも、さ」
潤「ん?」
ニノ「これはあくまで俺の意見だけど…」
潤「何?」
ニノ「『願い事』って言う形の勇気なんじゃない?それをすることで「きっと出来る」っていう自信につながる…みたいな…」
潤「あー。」
ニノ「だから、『願い事』を叶えるために何かするんじゃなくて、何か叶えようと思って『願い事』をするのが、流れ星の役目なんだよ。きっと」
潤「すげー。」
ニノ「いや、あくまで俺の意見だから」
潤「和が言うとなんか説得力あるよな」
ニノ「あ、ありがと。」
潤「じゃあ俺は、和がこのまま離れませんよーにって『願い事』する」
ニノ「その『願い事』は何の自信につながるの?」
潤「絶対に和が俺から離れないっていう自信につながる笑」
ニノ「すごい自信だね笑」
どうして流れ星に願い事するんだろう?
それは。
君を守る自信につながる魔法なんだね。
じゃあ俺は、不安になったら流れ星に『願い事』をしよう。
君が俺から離れないように。
ずっと好きでいて、
ずっと何も変わらない和でいてくれるように…。
ニノ「そんな自信つけなくたって…///」
潤「ん?何?」
ニノ「なんでも無いよ//!!」
‘俺は…潤くんの近くにいるのに…///’
END.
(和、ありがと。)
(聞こえてたの///!?)