ふたりごと
□声
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ニノ「あっ!ほら!もうちょいで星に手が届きそう…。ほら、翔ちゃん!」
翔「そうだねw」
めいいっぱい手を伸ばして、星を捕まえようとピョンピョン飛び跳ねる和。
ニノ「うー…ちょっと、ムリかも…」
翔「ははははっw もう少し頑張ってみ?」
捕まえられないなんて否定しない。絶対言わない。
だって、あの星を和が捕まえて俺にくれるんだって約束してくれたから。
和の夢を壊したくないからね。
ニノ「翔ちゃん…やっぱり届かなかった…。俺の身長がダメなのかな?相葉さんなら届くかな?」
翔「そーだなぁ…相葉くんならいけるかもw」
ニノ「むぅ…」
「もうちょっと身長があったらな…」なんて可愛い事言うから、
翔「そのままでいいよ?」
ってなぐさめてみる。
ニノ「俺と5aも違う翔ちゃんに言われたくないね」
翔「たった5aΣ」
ニノ「されど5aなのッ!」
夜空の下。まだ諦めずに手を伸ばす和の隣で、俺も手を伸ばす。
翔「俺なら届くかもよ?」
ニノ「無理だね。だって5aしか変わんないもん」
翔「和也くん。さっきと言ってること真逆だよ?」
ニノ「翔ちゃんが捕まえる前に俺が捕まえるっ」
翔「…(´ω`)」
意地になってるよこの子。普通の27歳ならこの辺で馬鹿馬鹿しいって気付くのに。。
不思議な子。
翔「和。風邪ひくからそろそろ帰るよ?」
ニノ「やだ」
翔「和っ!明日も朝早いんだから…」
ニノ「いやっ」
もー…。あの手を使うしかないな。もう少し時間がたってからあげようと思ってたんだけど…。
翔「これで勘弁してよ」
ニノ「あっ…」
和の後ろから星型のネックレスを首にかける。
ニノ「これ…」
翔「ほんとはライブツアーが終わってからあげようと思ってたんだけどね」
ニノ「でも俺もう誕生日終わってるよ?」
翔「別に誕生日じゃなきゃあげちゃダメなんて無いでしょ?」
まじまじと俺の顔を見る和。
翔「………何w?」
ニノ「い、や?」
翔「ふーん…。帰るぞ、和」
和也に背を向けて、家に向かい歩きだす。
ニノ「あっ!待って!」
翔「っ!?」
後ろから思い切り抱きつかれる。
ニノ「ありがとう…ございます…」
翔「……どういたしまして♪」
ニノ「……///」
翔「帰ろっか!」
ニノ「はい///」
手をつないで帰る。
和の顔は真っ暗で見えないけど、きっと真っ赤な顔をしてる。
俺は…いつまでもきっと、こいつに惚れっぱなしだろう。
END.
(かずぅ!愛してるー!)
(ばか///!!叫ぶなぁ!)