ふたりごと
□Be with you
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『今日は歩いて帰ろう』
なんて、
僕らしくないな。
でも、
今日は少しだけでもいいから
長く翔ちゃんといたいんだ…
ニノ「…なんて。口が裂けても言えないよ」
翔「ん?何?」
ニノ「何でもなぁい」
久々のロケだったこの日
撮影場所が家の近くだったから、
翔ちゃんを誘って一緒に歩いて帰ることにした。
帽子を深くかぶって、なるべく目立たないように。。
翔「ねぇ、やっぱり気になるよ。」
ニノ「何がよ」
翔「なして歩いて帰る?」
ニノ「気分転換!!たまにはさ、こ-やって帰宅ラッシュにもまれるのもいいかなーなんてね」
翔「らしくないねぇ。群れるの苦手な方が」
ニノ「うるさい。」
頬を膨らませ、翔ちゃんの少し前を歩く。
すると、翔ちゃんから手を握ってきた。
ニノ「ちょっ!人にバレたら汗」
翔「じゃあバレようよ。ニノは俺とつきあってる。それの何が悪いんですか?って言ってあげる」
ニノ「あほ!信じる奴がどこにいんだよ笑」
翔「ははっ笑 確かに」
そうそう。
この空気だよ。
この空気がスキなんだ。