ふたりごと
□Monster
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智くんの手を布団の中で握る。
やば。俺今、
翔「幸せすぎて死にそ…」
愛おしすぎて胸が苦しい。
智くんに触れるだけのキスをする。
握っていないほうの腕を枕代わりに布団に顔をうずくめる。
翔「俺ね?智くんに会うために生まれてきたんだよ」
眠気眼にそんなことをつぶやく。
智くんが起きてたら大爆笑されてたかな。
翔「だから、もし生まれ変わっても智くんを探す…」
おやすみ、智くん。
明日きみに会うのが
すごく楽しみだよ。。
鳥のさえずりが聞こえる。
薄く目を開くと、まだ日が上り切っていないのか薄暗い外が窓から見えた。
翔「もう朝?」
智くんと繋がった手を一度離しゆっくり伸びをした。
翔「智くん…おはよう」
今日実は午前中空いてるからまだ起きなくていいんだけど…。
もう一度手を握ると、
今度は握り返してくれた。
翔「智くん?起きたの?」
智「…おはよう、しょ-くん」
翔「まだ寝てていいよ?」
智「ん?だって俺を呼んだのは翔くんだよ?」
翔「呼んだ?」
智「うん。あれ?夢だったかな?」
もしかして…
手から気持ちが伝わった?
まさか、な…笑
智「…ずっと手ぇ握っててくれたの?」