〜コラボレーション企画〜
□愛ってなに？ <なーちゃん&ゆみのコラボ>
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ー愛ってなに？ー
(なーちゃんバージョン)
「リディア…。」
なまめかしく、そして妖艶に微笑んだエドガーはリディアの上にのしかかる。
「やめてっ、気持ち悪い！あっちにいって！！」
「それが夫に対する言葉なのかな、リディア。」
少し苛立った声で話すエドガーは不敵に笑うと
リディアを無理矢理抑えつけて熱く口づけた。
結婚なんてしたくなかった。
しかも相手が浮気性だなんて……。
リディアは心の中で嘆いた。
あたしはリディア・アシェンバート。 フレデリック・アシェンバートの娘。
すなわちアシェンバート伯爵令嬢だ。
ことの始まりはあの晴れた日のことだった。
リディアは編み物やお菓子作りが好きで、
ケリー(リディアの侍女)と町で買い物をしていた。
その帰りだった。
天気も良かったし、馬車 は使わず散歩しながら帰ろうということになり、
歩いてハイドパークを過ぎたところ、
道の端でうずくまっている女性がいた。
具合が悪そうだ。
ただ、都会の人はよく冷たいとか言われるが…、
そんな感じで、往来をする人々は誰も女性を見向きもしない。
リディアは慌てて女性に駆け寄る。
「あの、どうしたんですか？どこか具合が悪いんですか？」
「……動悸が……して…息苦し、くて……。」
女性は顔色が青い。
「ケリー！すぐに馬車を拾って！お願い！」
傍で心配そうに覗き込んでいるケリーにリディアは声をかける。
「は、はい！！」
ケリーは慌てて馬車を呼 びに行く。
「とりあえず……」
リディアはキョロキョロ辺りを見回し、それから公園に連れて行くことにした。
公園にある木陰のベンチ まで来てリディアは女性を座らせる。
「もう少しの辛抱ですから！」
「……不治の…持病なんです…。」
女性は言う。
「リディア様！こちらへ！」
そこにケリーが駆けてきた。
どうやら馬車を拾ったらしい。