★小説〜伯妖現代版〜★

□5〜真夏の海は恋の予感?〜
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「気分悪そうだね。お水でも持ってこようか?」

外のベンチでうずくまっていると、1人の男性が声を掛けてきた。
エドガーの父親が開いたパーティーに出席した時、しばらくすると頭が痛くなってきた。
原因は、こっそりとお酒を飲んでしまい、ついつい飲みすぎてしまった。
未成年の自分が、お酒を飲んだことがばれたら……。
それは、まずい!

「じつは僕も気分が悪くなってきたから、外へ出てきたんだ。中は香水の匂いが充満しすぎて、たまらないよ」

あまり髪には気をつかう方では、ないせいか。
くせ毛風の髪には、手をいれられている様子がない。
こんなに近づいているから酒くさいはずなのに、そのことについては何も言わない。

「ちょっと待ってて、お水もらってくるから」

そしてお水をもらった所までは憶えているが、その後からは記憶が、ない。




                 
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