★過去のお礼小説〜★

□〜“そばにいるだけで……”〜{ミニ小説}
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〜∞∞拍手お礼文〜∞∞
そばにいるだけで……(ミニ小説)
    { 自惚れ }                                        
伯爵邸からカールトン宅へ向かう所、リディアは両腕をエドガーの背中に回していた。
馬に乗って揺れているからこれは、しがみついているだけ……。
ロンドンに帰ってきて、あなたに会いに来たのも……。 

「ねえ、今日僕に会いに来てくれたのは、僕にまだ未練があるからと思うのは、僕の自惚れかな?」

所々にある外灯の明かりで、彼の金髪が目立つ。
髪から灰紫の瞳へと目線がいき、彼と目があってしまう。 

「……そんなことないわ」
「素直だね。それは、今夜だけかな……」

そ……う。今夜だけ素直に、なってみようかな?   
あなたはこの3年間、あたし以外の女性とこんな風に、触れ合っていないわよね?    
そう思うのは、あたしの自惚れ?                                                                                        
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