短編
□嫉妬して焦ってー前編ー
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ガラー…
「あ、旦那達おはよう。もぉ〜朝っぱらから2人で登校だなんて本当ラブラブだねぇ」
朝、学生達が登校しているなか早く教室に着いていた佐助が、扉の開く音に振り返るとそこには一緒に登校してきたのだろう…政宗と幸村がいた。
「む、別に良いではないか。某と政宗殿は付き合っているのだからな!」
「お、おい幸村…!そんな大声で止めろよ…はずいだろ…//」
そうこの2人、政宗と幸村は付き合っており、人目もはばからずイチャイチャと2人の世界に入る事で全校生徒にバレ、今では公認のカップルなのだ。
だが、一見政宗の方は人目を気にし人前ではあまりイチャイチャするようには見えない。それがなぜ公認のカップルになれたかというと……無意識なのだ。
つまり…
「政宗殿…!恥ずかしがる政宗殿も本に可愛らしい」
「なっ…!//だからそんな事言うなっつうの!」
「良いではございませんか。本当の事です」
「…っ本当恥ずかしいヤツ…」
「ふふ、政宗殿…愛しています…」
「……Me too…//」
こういう事なのだ。
こんな風に2人は…いや、政宗は無意識に人前で幸村とイチャイチャしてしまっていた。…幸村はもしかしたら確信犯なのかもしれない…。
だが、そんなラブラブな2人だがある1人の行動によっていつも乱されていた。