10/19の日記

21:04
がくぱろ。サボとエースとルフィ
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エースは重度のブラコンだと思う。
サボもまたブラコンの類いではあると自身でも自覚しているが、エースほどではないと思っている。
ルフィもまたブラコンであり、それもエースに対して並々ならぬ物を持っていると時々サボは感じていた。


「つまり、兄弟みんなコンプレックス持ちなのね。」

サボはコアラにそういうと、コアラはなんでも無さそうに、あっけらかんといい放つ。
もっと言い方ってもんがあるんじゃねぇのか。
けれど、彼女のそういうところが好ましいとサボは口には出さないが思っていた。

「サボくんは、寂しいの?」

「は?!なんで、」


きょとん。
大きな瞳を瞬かせて、彼女は訊いた。
純粋な問いにサボは喉に何かが詰まったように言葉が出なかった。

寂しいの。

そう言われ、何とも言えなくなるのはきっと半分くらいは自覚してるからかもしれなかった。
エースとルフィは仲良しだ。
子供のころは、どうしようもないくらい衝突してたのが嘘のように。

それが今やお互い離れろよ!と叫びたくなるくらい、ウザったくなるくらいベッタリである。
サボとエース、ルフィは一緒に住んでいるため、そういった行為(察してくれ)に及んでいないのは、多分だけれどないはずだ。ないはずだが、疑ってしまうくらいにはベッタリなのだ。(実際、何度か周りから聞かれた)

いや、マジでないよな?

これで俺たち実は付き合ってたんだとか朗らかな笑顔で言われた日には黙って出ていこう。
居たたまれない。


「じゃあさ、」

コアラが途端に真剣みをおびた眼で、サボを見るものだから、ぐるぐるとしだした思考を一端中止させて、コアラと視線を合わせた。
静寂に包まれ。

カーテンが少し揺れる。


「サボー!帰ろうぜー!」



そんな空気は無かったかのようにエースの声と続くルフィの声により、二人は互いにぱちくりと瞬きをした後、くすくすわらいあった。

エースもルフィもこてん、と首を傾げていたが、あまり物事を深く詮索や考えない者同士、再度大きな声で帰ろうといってきた。

「そんな大きな声出さなくたって聞こえてるよ!」

サボは彼女にじゃあなといって鞄を肩にかけて三人仲良く帰っていった。

その内の一人が彼女に視線をやれば、お前にコイツはやらねぇと言わんばかりにわらっていたことをサボは知らない。
そんな目線にも負けじとべーっと舌を出してる彼女の表情もまた知らなかった。





☆・゚・*:.。.*.。.:*・☆☆・゚

エースとルフィはベッタリしてそうですが、本誌に登場してるサボは幼い頃と違って、一歩引いたとこで兄弟と接していそうです(*´∇`*)
でもサボが彼女出来そうになると野生の勘が働いて邪魔をする!そんな三兄弟をみたい!と思う今日このごろです!

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