ショート
□末路
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−何かを得るには、何かを捨てなきゃ−
俺はずっとそうやって生きてきたし、それが支えだった。
一人でいた俺を拾ってくれた奴も
兄のように慕ってくれた奴も
みんな捨てて。自分の為に。
そして、俺についてきてくれた相棒も捨てた。
全ては自分のため
少しは信じようかと思った奴もいたけど、結局俺は騙されていたと気づいて。
だから裏切った。
声をかけてきたおっさんもいたけど、結局はあいつも俺を利用したいだけだったし。
だから裏切ってやった。
そうやって何もかも捨てて・・・
結局、俺は何を得たの・・・?
欲しいものをつかんだのは、俺じゃなくて
掴めるもの全てを得ようとしたあいつで・・・
俺、何がしたかったんだろうな・・・
君の勝ちだよ、マーベラス。
正直、俺は君が羨ましかった。
あぁそうだ
向こうに行ったら
ちゃんとサリーに「ごめんね」って言わなきゃな
END
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バスコの最後の心情捏造(^^;)
いやほんといい悪役だった。最後までブレなくて安心した。役者の熱演も含め、きっと後々語り継がれると思うよ。視聴者の記憶には、しっかりと刻まれているはずだもの。
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