言葉

□「summer snow」
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「summer snow」


めぐる季節照りつける太陽と
虫達の声 夏の訪れ知らせる

果てなく過ぎ流れてく人波
眩しく目を細めた

溢れるほどカメラにはメモリーが
机の奥
変わらないまま沈んで

ふいにすくい出して持ち上げたら
色褪せ時感じた

調子をよく崩しがちで
雪をそれでも好きと言って

さあ夏の雪を見せるから
どうしても
本物にかないはしないけど

雫キラリ光っては舞い散る
よみがえるよあの日々が
だけど今は心がね寒いんだ


移る季節 暖かな太陽と
肌刺す空気冬の訪れ感じる

大空かなたから落ちる結晶
喜ぶ君笑ってた

頬を赤く そのままで目を緩め
一緒に見よう僕を手招き呼んだね

流れた汗手袋などを持って
急ぎ足駆けて行く

こんなにすぐ思い出すのに
欲しい温もり二度となくて

どうこんな雪も綺麗でしょう?
高くホース
全開でしぶきをあげたなら

雫キラリ光っては散り行く
顔上げれば幻か愛し声が
両の耳くすぐってく


そろそろ前向き歩かなきゃ
だけど今だけ時忘れて


さあ夏の雪を見せるから
どうしても
本物にかないはしないけど

雫レンズに入れておさめる
増やしてくよ大切な
メモリーの中生きて行く僕の手で


2011/09/15

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