短編

□D・グレ番外編
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「ま、待ってください!あれには銃は」













効きません、と言う前に銃声が響いた。しかも、驚いたことに、AKUMAの硬質なボディに女性が放った弾丸が大きくめり込んでいた。














「そんなバカな…」














呆然としているアレンの体を、女性がひょいと持ち上げた。













『退避ーーーー!!』

「Σえぇーーーー!?」















女性は子供一人抱えているにも関わらず、ものすごいスピードでAKUMAからぐんぐんと離れていきました。














『よし、ここまでくれば大丈夫だろう』

「…あの、下ろしてくれませんか?」

『ん?あー悪ぃ』














アレンを地面に下ろしたあと、彼女は悪態をついた。
今更だが、彼女かなり柄が悪い。容姿と性格があっていないようで、違和感がある。














『ついてねぇ、知り合いに会いに来ただけなのに、AKUMAに出会うなんて…』














頭をかきながら、ため息を吐く。















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