オリジナル
□憧れで孤高の人
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俺には憧れている人がいます
その人はとてもすごい人です
なんでもできて、何もわからないことがないと思える
安心してその人についていくことができる
自分はいつもその大きな頼りがいのある大きな背中を追いかけることしかできない
ずっとそう思っていました
けれど、それは違った
その人は誰よりも強くはあったけど、同時に誰よりも弱い人でした
強いが故に誰にも頼れなくて、辛いことや哀しいことを全部背負っていました
時々見える苦しそうな表情が俺の胸を締め付けます
俺には憧れている人がいます
その人はすごく強く人だけど、すごく弱い人です
だから、いつかその人に頼られる人になりたいです
fin