君がいる日常。
□闇に隠された真実
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『…………』
「…………」
き…気まずい
非常に気まずいよ、この空気
兄さんが帰ってから急に黙っちゃって、沈黙が十数分続いてる
このまま何も言わなかったら黒刀を捜してた意味ないじゃん
言わなきゃ
「『あのさ(よ)』」
見事にかぶってしまったタイミングに顔を見合わせる
『さ、先に言っていいよ……?』
「いいって、お前が先に言えよ」
「『……』」
なんか言いにくい雰囲気なんですが
再び沈黙に陥ってしまった。どうしようかと考えていると黒刀が沈黙を破った
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