二次小説

□血の繋がりのない兄妹
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「エリン、もうすぐ会えるな」と一人の男性が言った。
その男性は、左目の下に十字架みたいな刺青がある。
その男性は、カザルムに向かっていた。
そう新しい教導師として働くみたい。
一方その頃・・・・・・「えっ?新しく入る人は、薬の先生ですか?」
「えぇ。それにエリンの補佐もやってくれるそうよ」
「男の人?」
「えぇ」
「男の人か。どんな人だろう?楽しみ。リランたちの世話に戻ります」
「分かったわ。それとイアルさんとセィミヤ様とシュナン様が来るそうよ」
「分かりました」
ゾクッとしたエリン。
「何?この寒気」
イアルたちが来てカザルムを案内しているとまたゾクッとしたエリン。
[今日に限って寒気が感じるのよ。まさかね]
「エリン?」
「今日ずっと寒気が感じるのよ」
「寒気?風邪か?」
「違う」
一方その頃・・・・・コンコン「失礼します。今日から教導師として働くレイと言います。よろしくお願いいたします」
そう、エリンが感じた寒気は、義兄、レイだった。
コンコン「失礼します。セィミヤ様たちをお連れしました」
入るとびっくりしたエリン。
「誰?」
「レイさん?」
[最悪。よりによって義兄さんが来るなんて]
「エリン?」
「自己紹介が遅れました。レイです。そして、エリンの兄でもあります」
「えっ?」
「嘘を付くなくそ馬鹿兄貴
「えっ?」
「あはは―――――」
「笑うなまったく義兄よ。義兄さんは、昔、お母さんに拾われたの。両親を殺されて」
「そうなんだ」
「エリンとは、血の繋がりのない兄だ」
「何しに来たの?」
「うん?教導師として来たの。エリンとずっと居たいし」
「はぁ。ねぇ、義兄さん?シスコンって知っている?」
「知っているがまさか俺がシスコンか?」
「当たり前」
これから地獄が始まったエリンだった。
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