二次小説
□奇跡
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もし、大切な人を守るとしたら守りきれますか?
「エリン、どうか、強い子になって。自分自身を守れるぐらい。そして、大切な人を守れるぐらい強くなって」
(誰?)
エリンが起きました。
「誰かの願い?私は、どうしたら良いの?」
しばらくしてから着替えました。
「はぁ」
「誰かの願いか。多分、お母さんかな?それともお父さん?」
エリンは、妊娠中。
「大丈夫よ」
「エリン?」
「イアル、どうしたの?」
「何が大丈夫よなんだ?」
「この子が生まれても時間を大切にするよって意味よ」
「相変わらず優しいな」
「そう」
この子が生まれても何にも負けないぐらい強い子になると信じているから。