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□意地悪
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僕が身体を取り戻した後
兄さんは本格的に軍属になった。

「ねぇ兄さん?」

「なんだ?」

「今日大佐とずいぶん
楽しそうにしてたね?」

兄さんは僕のものなのに。

「いや、あれは業務連絡ってゆーか・・・」

兄さん焦っちゃって。

「ふーん?まぁそんな隙見せまくってて
何かされても僕助けてあげないから。」

嘘。絶対乗り込んで大佐ボッコする。

「何かってなんだよ。ありえないだろ。」

兄さんは本当無自覚なんだから。
ちょっとお仕置きしないとだよね?

「兄さん。そんなこと2度と
言えないようにしてあげる。」

今僕すごく楽しそうな顔してると思う。

「・・・え?どゆこと?」

ホントに何にもわからない様子の兄さん。


ドスっ


僕は兄さんを床に押し倒した。

「あ、アル?なんか今日怖いぞ?」

かなり戸惑ってる兄さん。
パンっ

そんなことはお構い無しに
錬金術で兄さんの手足を
床に縛り付ける。

「ちょっおい!何すんだよっ!」

兄さんは錬金術
使えないからねっ♪

「だから、お仕置きだって。」

僕はそう言って
兄さん服を引きちぎった。

引きちぎったけど触らない。
見てるだけだ。

「アルっ見んなよぉ」

お仕置きだもん。

とことん恥ずかしがって
もらわなきゃ。

「恥ずかしい?」

僕はとびっきりのダークスマイルで
聞いてみた。

「ったり前だろ。//」

僕は少しだけ
兄さんの身体に触れた。

それだけなのに兄さんは

「ふあぁっ」

なんて情けない声を出す。
敏感すぎてお仕置きにならない…

「誰が感じていいって言った?」

「だって・・・」

「ははぁーん。
兄さんは見られるとどうしようもなく
エロくなっちゃうんだねぇ?」

まぁ知ってたけど。

僕は電気を消した。

パンっ

それから兄さんの左手だけ
手かせを外す。

「兄さん。自分でシてみて。」

素直にするとは思えないけど。
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