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□仕返し
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ぁアルめぇ!!
いつも俺が抵抗できないように
錬金術で拘束したり
弱味握ったりして思う存分犯しやがってぇ!

今日という今日は
仕返ししてやるぅ…!

でも縄で拘束したって
錬金術で解かれちまうし・・・

ん〜・・・

こうなったら俺もなんか
アルの弱味握るしかねーな。

・・・そいえばアルのヤツ
男も見とれるほどカッコいいから
軍で密かに狙われてたりするなぁ・・・

気に食わねーけど。

そいつらに協力しちゃうぞ!
って言ったら・・・
いや、アイツキレるよな・・・

だぁー!
なんで俺兄ちゃんなのに
アルに仕返しの1つもできねーんだよ・・・

情けねー。

・・・とか考えながら俺は
ベッドでゴロゴロ転げ回っていた。

「兄さーん。ご飯出来たよ〜!」

キッチンから水色のチェックの
エプロンを着ておたまを持って
アルが現れた。

それが怖いくらい似合ってて
俺はアルのエプロン姿を見るのが好きだ。

「はぃよー。今行くー。」
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