Anniversary

□正しい所有印の数え方・前編
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〜正しい所有印の数え方・前編〜


「―――― …… …
ん〜っ … ///// 〜〜〜っっ」

ばっっ!!

やっ、、やっぱりっ!寝てらんないっっ!!
この状況でスヤスヤ寝れる訳がない///

一度、浮上した意識は、
次々と新たな思考を生み出して――――

どくん……どくん……

君を想うと胸が躍る――

どくん……どくん……

互いを隔ててる物がなにも無い今、
触れる素肌から、ナツの鼓動が伝わってくる――

ドクン……ドクン……

力強い彼の鼓動は私をひどく安心させてくれる。
もうこの世に一人≠カゃない!と教えてくれてるみたい……

「――ナ……ツ、、、」

思わず声がもれる、、、
気持ち良さそうに眠る彼の妨げにならない様に、
溢れる想いを閉じ込めた―― 。
                       
「んがっっ?……んんっ〜っ ――」

不意にナツが唸りだす!

(あっっ、、起こしちゃったかなっ///)

ごめんっ///と言おうとしたところで、、、
今までがっちりホールドされてた///その腕を外すと…… 
身体ごと、寝返りをうって、、、
反対の方向へと―― 向いてしまった、、、

「……………………んごっ!……」

あんなに、、あったかかったのに、、、
何もなかった?かの様に解放されて、、、
ナツの背中を眺めている――――。

(……なんか、、ちょっとっ、、、さみしいんだケドっ///)

その手に掴まれば逃げたくなるくせに///
あたしってばっっ、、けっこ〜わがままなのかもっっ///

「んご〜っ!んご〜っ!♪」

…………ロマンチックな朝、台無しね、、、
まあ、、いっかぁ、、、、、、ナツだもんねっ///

きっと、何も変わらない、、、

私も変わっちゃうのはイヤ……、

私たち、、ずっとこのままでいられるよね、、、

ねえ、ナツ――――。



自由になった身体は時間を弄ぶ……
一人でいろいろ、考えているのにも疲れてきたしっ///

(そ〜だ!今のうちにお風呂入っちゃおうかなぁ♪)

そうと決まれば!行動あるのみw♪
そっと、、、ベットから抜け出すと、、、
昨夜脱ぎ散らかした二人の服が///

(もぉ〜〜///ナツってばっ、むちゃくちゃ脱がすんだからぁ///)

サっサっと、、かき集めてふと、思う。

(そだ☆ナツの服、たたんでおいてあげよう♥)

キレイにきちんと、折りたたんで、ベットの隅に重ねておいた♪

(やーーん///私っナツのお嫁さんみたいっっ///)

一人でくねくねw悶えてる///
こんな夢、見たっていいよねっナツ♥♥♥

「くかぁ〜っ!ぐご〜っ!♪」

未来の旦那様♥は未だ夢の途中… ♪
自分の脱がされた///服を腕に抱えて、、、
浴室へと消えた。

「フン、フン、、フ〜ン♪」

鼻歌まじりに湯船にお湯をはれば、
かなり上機嫌の自分に気付く。
二人、望んで夜を飛び越えられた幸せに
にやけられずにはいられないっ///

「ママもこんな思い、、、してたのかなぁ?///」

もしも、ママが生きていたら、、、

『私の最愛の人っ///ナツですっっ///』

って、、、紹介できたのに、、、、
自慢の彼氏だって!思いっきり伝えたい!!

「ウフフン〜♪、フン、、フフ〜ン♪……ん?ええぇっ!!」

何気なく、浴槽の鏡を覗いて驚愕するっ!!

「んなぁっっ!!何これぇwww///!!!」

くっきり浮かぶ紅い印―― !
情事の際に与えられた所有印≠ェ!!
首や胸、いろんな処に散らばってて///
よ〜く捜してみると、、、内太股にまであるぅっ///

「きゃあぁぁぁ〜〜///一体、何個つけたのよぉ〜ナツ〜///」((泣

昨日の私と、今日の私。同じ私でも、
鏡に映しだされた姿は、大人の女性になった私―― 。
ナツに愛されて、まるで紅い花弁のTATTOOみたい……

私――、、、ナツの女≠ノなったんだぁ///

あらためてそう思うと、また///恥ずかしくなってきてっ///
バシャン!!半分も溜まっていない、
湯船に浸かると、、、立てた膝に顔を押し当てて、、、
お湯が頬にふれるまで、、、じっと、
鼓動の音をきいていた―――― 。

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