Anniversary
□please, don't go to the Milky Way
1ページ/4ページ
「………… あ〜、、、、雨かぁ〜、、、」
昔、むかし。東洋の伝説によると――――
7月7日の夜に、離ればなれになった織姫星と夏彦星が
天の川に架かるカササギを渡って
一年に一度、、、
たった一度だけ逢瀬を重ねることができる日だと
信じられていた―――― 。
でも、、
7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、
織姫は天の川を渡ることができず、、、
夏彦も彼女に会えない、、、、
哀しみに泣き濡れる――――二人が、、、
流す涙は何時しか催涙雨と呼ばれ、
――星の逢引――
星合≠ニいう名の別名が生まれた―――― 。
please, don't go to the Milky Way
先日、引き受けた仕事の追加報酬として
古い東洋の文献を数冊、、、手に入れる機会があった。
何でも、先立たれたご主人が大切にしていた書物だと言い
このまま埋もれていくよりも、本も主人も喜ぶから、、、
好きな本を好きなだけ魔導士様に選んでほしい。
依頼主の老婦人はそう微笑んだ―――― 。
仕事の依頼は、別に魔導士でもなくても、、、
町の便利屋でもよさそうな内容だった。
身の回りの荷物整理
老い先短い、一人暮らしの身――
何時、お迎え≠ェ来てもいいようにと、、、
「後片付けのお手伝いをしてほしいのよ。」
それが今回の依頼。
気品の中に少女の面影をみせるような、、、
老婦人のはにかんだ笑顔が印象的だった―――― 。
あたしとナツとハッピー。
いつものチームでいつもの面子。
討伐の方が良かったwと文句を垂れてるナツを正して、
「……この前、山小屋ごと破壊しまくったの、誰だったかしらぁw?」
「おいら知ってるよ〜♪あの後w報酬よりも〜
損害賠償wの方が、、、ふがっ、、!!」
空気の読めない(読まないが正解)おしゃべりw相棒のクチを手のひらで、
ふがっ、ふがっ!!あわてて押さえるっ、
しゃがんだ火竜を
キっっ=I!
両腕を組み上から威圧的に睨みつけると、、、
「…………ιι」
「……家賃。わかってる??ん?」
「…………あいιι」
フェアリーテイル、一の問題児!炎の滅竜魔導士ナツ・ドラグニルも、
妖精の尻尾のツッコミ役(常識人とも言うが)w
星霊魔導士のルーシィ・ハートフィリアには、、かなわないw。
まあ、ナツがルーシィにベタ惚れ≠セってゆ〜のは内緒のほーこーで♡
ついでに何故かハッピーまで正座にさせられるw
「おいらネコなのにっw正座ってっ!!」
「うるさいっネコ!!あんたも同罪w!!ナツの相棒なんだからっ」
「うわ〜んっ、ヒドイや〜ルーシィww!!」
―― ブァサぁっ!!
「逃・が・さ・な・い!わよっ!!」
ぐわしっっ!!
「あ゛wwwwwっっ!!」
翼を広げたハッピーの、背中に担いだ袋を掴んで、
「…… はい、はい♪おしゃべりwネコちゃんも
やりすぎwドラゴンスレイヤーくんも
一緒にw楽しくw魔法を使わない≠ィ仕事にw
いきましょうね〜♪……あたしの家賃のために♡」
「…………あ゛いwιι」×2 (TωT)うるる〜
―― この時のルーシィの微笑は、妖精の尻尾のあの!!
看板娘よりも黒かったと言うww…………((ry