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□夏祭り
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真夏の中旬、空が綺麗な夜。
今日は町内の夏祭り、なのになんでこんな日に限って見回りなんざ…

いや別に祭り周りてェとか思ってねェから。空見てのんびりしてェなァって思っただけな。


人混みの中、そんな事を思いながら見回りをする。
どこもかしこもカップルやらガキやらがわらわらと居る。

土「はー…ァ、なんでこんな日に…、あ」

人混みの中、赤髪の頭に饅頭乗せた少女と眼鏡掛けた地味な少年がぴょんぴょん跳ね、手を振って居る。
万事屋ん所のガキだ。

神「おーい、マヨラー。」
新「土方さん、今日も見回りですか?ホント、忙しいですね〜」
そんな風に俺に駆け寄りながら笑顔で言って来る。
銀「オイー、お前ら勝手にぐんぐん進むんじゃねェよ………、あ、多串君だァ」
土「てめェらかよ…」

よりにもよってこんな所でこいつらに出くわしちまうたァ俺も不運なこった。


新「少しあっちの方で一緒に休みませんか?もう少しで花火も始まりますし!!」
土「………良いのかよ」
新「良いに決まってるじゃないですか〜」
神「そうヨ、それにマヨラーはは私達のマミーネ。銀ちゃんは……、私足の臭いパピーは嫌アル。ハゲのパピーも却下アル」
銀「ちょ、神楽ちゅわァァアん!!それ酷くね?!」


なんて会話をしている万事屋3人組は楽しそうに歩き出す。

新「ホラ、此処ですよ、昼間っから花火が良く見える場所調べて、此処を見つけたんですからね!!」
神「流石、ダメガネアルな」
銀「ホラ、土方君、突っ立ってねェで座れや。」
土「おぅ…。」

取り敢えず、河原に敷いてあるブルーシートに腰掛ける。

銀「あー、俺ちょいビール買って来るわァ。」
新「分かりました、早く帰って来て下さいよ。」






続きます^^
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