boy's love novel
□俺とボスと誕生日会(XANスク)
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「ゔぉ゙おい!!朝だぞクソボ…」
「るせぇ」
「い゙ってぇ!
わ、わかったから離せぇっ!」
10月10日、朝。
スクアーロは朝一でXANXUSの部屋に訪れていた。
XANXUSの部屋に勢いよく入ってきて驚かすつもりが、すでに起きていた相手に髪の毛を思い切り引っ張られてしまい、サプライズは失敗してしまった。
「…朝っぱらから何の用だ」
「何って…だって今日は何の日だか分かってんだろ?」
「……………知るか」
「はぁ゙あ!?
てめーふざけてんのかぁ!?」
そういうことに一切関心がないからって、自分の誕生日覚えてないってことがあるのだろうか…
内心首を傾げながら、XANXUSが自分自身の誕生日に気づくための方法を考えるスクアーロ。
「ゔぉっ、そうだぁ…!」
早速何か思いついたのか、スクアーロは急いで部屋を出ていった。
「………ドカスが」
部屋を出ていったスクアーロの背中に向かって呟くと、欠伸をしながら立派なひじ掛け椅子にドサッと腰掛けた。
-*-続く-*-