拍手夢
□むくげ
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『…デリケート…。“美”はひとまずおいといて、まぁ確かにデリケートっぽくはあるよね。なんかすぐに崩れそうだし。』
というか、絶対ありえないよね。あんな髪型。なんであれで崩れないんだろう。
「一体どうなってるのか知らないけど、是非とも崩したくなる髪型だよね。」
「なっ!崩すっ!?何を言ってるんですか!?このデリケートな髪型、触るのも躊躇するでしょう!?」
「まぁ、違う意味でなら触るの躊躇するけどね。」
『同じく。』
「酷っ!わぁぁあん、二人がいじめてきます〜!もう絶対来ませんからっ!呼ばれても来てあげませんからね!」
ダダダダダダ…―
やっと少し静かになった。
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