拍手夢

□ススキ
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「草壁。」


『何でしょうか、委員長。』


「今、あの娘と草壁が談笑してるように見えたんだけど、気のせいだよね?」


「は、はい!気のせいです!」


「そう。ならいいんだけど。ちょっと聞いてよ。今日のあの娘ってば、まあいつもの事なんだけど、可愛いすぎてどうしたらいいんだろうねって感じだったんだよ。」


……だから何故それを俺に言うんですか!?


「何もない所でつまづいて、誰も見てなかったかって周りを見回すあの仕草!授業中先生にあてられた時に分からないからって、急にお腹痛くなりましたって保健室に逃げ込むあのしたたかさ!ガラスの扉に気づかずに突進して、頭をぶつけて頭を抱えてしゃがみ込む、あの姿!あぁっ、もう最高だね!」




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