拍手夢
□ススキ
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「なかなか来ないから、変な輩に絡まれてるんじゃないかと思って迎えにきたら……草壁に捕まってたんだね。」
委員長ォォオオ!捕まってたのは彼女ではなく、俺なのですがっ!
『あ、雲雀さん、迎えに来てくれるなんて…。』
そういって、彼女は頬を赤らめて嬉しそうにした。
……オイ、さっきのラッパー口調は何処に行った。
「じゃあ、行こうか。君のお弁当楽しみにしてたんだよ。」
『はいっ!』
まるで、此処に俺はいないかのような扱い。
二人が周りを気にせず幸せオーラを飛ばしながら応接室に向かって行くのを見ながら、ああいうのをバカップルと言うのだろうなと考えていた。
![](http://id46.fm-p.jp/data/34/BlankaRozo/pri/99.jpg)
Photo by季節の花300
2007年 9月中頃掲載
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