拍手夢

□むくげ
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あぁ、今日もやつらがやって来る。グッバイ、僕の平穏な毎日。


ダダダダダダ…―


バタンッ


『ハァイ、雲雀くん、元気にしてた?』


「こんにちは、雲雀くん、元気ですか?」


「元気だったよ…君たちが来る前まではね。」


『え、そんな、私の顔を見たとたんに元気になっただなんて…。』


「や、言ってないからね。そんな事。君、病院行ってきたら?」


『え?産婦人科?そんな〜気が早いですよ〜。』


「もう、この子どうにかして!」


最強と唱われる僕が、女の子一人に振り回されるなんて……。


「クフフ…風紀委員長の威厳なんて全くありませんね。」


「煩い。というか、何で君まで毎日来るわけ?学校違うくせに。」


煩いのは一人で充分。


「何を言ってるんですか。雲雀くんがたった一人の女の子に振り回されてるんですよ?こんな面白い事を見逃すなんてできません。」


「うん、もう、君は帰ろうか。」


「それに今日はこの子にちょっと用が…」


『え、私?なになに〜?』


「プレゼントです。どうぞ。」



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