拍手夢

□さぎそう
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バタンッ


『恭弥!これあげる!』


「…花?」


ノックもせずに応接室に入って来た彼女。もし彼女以外がこんな事したら咬み殺すところだけどね。


『うん。恭弥にこの花をあげたいの!』


「この花は…さぎそう、だよね。白くて小さくて綺麗だよね。ありがとう。」


『あのねっ、この花は私と一緒なの!』


「ふふっ。本当に君は、時々困るくらい可愛い事をするよね。…僕も夢でも君を想うよ。」


さぎそう
―花言葉は
「夢でもあなたを想う」


Photo by季節の花300

2007年 8月前半掲載


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