夢&オリジナル小説

□答えは一つ,愛ゆえに!!!
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それは,ある日の練習中に起きた。
天馬:「キャプテーン!」
神童:「天馬?」
天馬:「一緒に練習しませんか?」
神童:「あぁ,別に構わな…」
グラウンドの端で話していた天馬の後ろにマサキが走りよってきた。
マサキ:「天馬君!俺と練習しようよ!」
バンッと勢いよくマサキが天馬の背中を叩いた。
当然,突然のことにバランスを崩した天馬は転んでしまう訳で…。
天馬:「うわぁっ!!」
神童:「えっ!?」
天馬は,自分の正面に立っていた神童を巻き込んで転んでしまった。
神童:「痛…っι」
天馬:「も〜,気を付けてよ狩屋〜ι」
マサキ:「ゴメン,つい勢い余っちゃって…ι」
そう言いつつ,チラリと蘭丸の方を見るマサキ。
ダダダダダダーッ!!
蘭丸:「まーつーかーぜーっ!!!」
天馬:「ヒィッ!?」
転んだままの状態で居た天馬と神童の元に,鬼のような表情の蘭丸が走ってきた。
そして,まるで神童に覆い被さるような格好だった天馬を勢いよく立ち上がらせる。
蘭丸:「松風,貴様ぁぁぁ!」
ギリギリと音が聞こえるくらいに天馬の肩を握りしめる蘭丸。
天馬:「ちょっ!霧野先輩何怒ってるんですか!?」
神童:「そうだぞ霧野,お前らしくもない。」
訳がわからないと言った様子の2人と,妖しい笑みを浮かべて様子を見ているマサキ。
蘭丸:「何を怒ってるんですかだぁ…!?」
天馬:「ヒィィッ!(怖いよーっ!!)」
蘭丸:「神聖なグラウンドで俺の神童に…!俺の神童に手を出すなんて言語道断!!」
神童:「俺は何時から霧野の物になったんだ…?」
天馬:「って言うか別に手を出してた訳じゃ…,」
蘭丸:「問答無用!!!最早言い逃れは出来ないぞ松風!」
天馬:「いや,ですから…」
蘭丸:「いざ,神童の恋人の座を賭けて尋常に勝負だ!!」
天馬:「えぇぇぇぇっ!?」
神童:「霧野,落ち着けって。」
蘭丸:「いくら愛する恋人の頼みでもそれは聞けないな!!」
神童:「はぁ…ι」
天馬:「あの〜,棄権ってアリですか?」
蘭丸:「ナシだ!!」
天馬:「ですよね〜(泣)」
3人のやり取りを見て,どうしてこんな事になったんだと頭を抱えたくなるサッカー部一同だった。
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