夢&オリジナル小説

□雨の日の過ごし方
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【ある日の雷門サッカー部】
蘭丸:「うっわ〜,また雨かよ…ιこれじゃ部活は出来ないな。」
神童:「そうだな…。まぁ天気ばかりはどうしようもないからな,練習がない分ゆっくり休めばいいじゃないか。」
蘭丸:「けどさぁ…。あっ!ΣΣ」
神童:「どうかしたか?」
蘭丸:「しまった,俺カサ忘れてきたわ…ι」
神童:「え゙…。なんでまたこんな土砂降りの日に…ι」
蘭丸:「いや,最近雨が続いてカサびしょ濡れだったから玄関に干したまま来ちゃったんだよ。朝は雨降ってなかったしなぁ…。」
「どうしよう…。」と悩む蘭丸に,神童はスッと自分のカサを差し出した。
神童:「はい。」
蘭丸:「えっ?」
神童:「俺は家の者に車で迎えに来てもらうから,蘭丸はこれを使ってくれ。」
蘭丸:「でも,これ拓人のカサだし…。」
神童:「俺なら大丈夫だ。大事な恋人の身体を雨で冷やすわけにはいかないからな。」
蘭丸:「なっ…///」
神童:「ほら。」
神童がそっと蘭丸の手にカサを握らせる。
神童:「それじゃあ,また明日。」
蘭丸:「…待った!」
神童:「ん?」
蘭丸:「こっ,これは拓人のカサなんだから,拓人が使わなきゃダメだろ!」
神童:「いや,だから…。」
蘭丸:「だっ,だから!」
神童:「…?」
蘭丸:「いっ,一緒にこのカサで帰らないか…?///」
神童:「…そうだな。」
蘭丸の思わぬ可愛い提案に微笑む神童。
神童:「じゃあ,帰ろうか。」
スッと蘭丸の手を取り,優雅にエスコートする神童。
蘭丸:「たっ,たく…っ!///」
神童:「ん?どうかしたか?」
蘭丸:「いや,あのっ,手…///」
神童:「だって,恋人と手を繋ぐのは自然なことだろう?」
蘭丸:「…///」
"ぷしゅ〜"と音がしそうなほどに真っ赤になる蘭丸に微笑みかける神童。
神童:「さぁ,帰ろう。」
さりげなく手を恋人繋ぎにした2人は,少し小さめのカサで2人で密着しながら幸せそうに帰路についたのだった。
〜Happy End〜
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