夢＆オリジナル小説
□ポッキーゲーム!
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【神童邸】
蘭丸：「たーくとっ」
神童：「何だ?」
神童のベッドに腰かけながら会話する2人。
蘭丸：「今日ってさ,何の日かわかるか?」
神童：「え?11月11日は…,祝日じゃないぞ?」
そう言って首を傾げる神童。
蘭丸：「そうじゃなくて!11月11日ってさ,ポッキーの日なんだぜ!!」
神童：「ポッキー?」
蘭丸：「これだよ,スティック型のお菓子にチョコがコーティングしてあるんだ。」
神童：「へぇ…。」
蘭丸がカバンから出したポッキーの箱を物珍しそうに見る神童。
蘭丸：「食べてみるか?」
神童：「いいのか!?」
蘭丸：「あぁ。(嬉しそうな顔しちゃって,可愛いな…///)」
神童：「じゃあ早速…「ちょっと待った!」…蘭丸?」
ポッキーを手に持ちくわえようとしていた神童に蘭丸がストップをかけた。
蘭丸：「せっかくだからポッキーゲームやろうぜ?」
神童：「ポッキーゲーム?」
蘭丸：「そう,ルールわかるか?」
首を横に振る神童。
蘭丸：「じゃあとりあえず一度やってみようぜ。拓人,そのポッキーくわえてじっとしてて。」
神童：「…?わかった。」
ポッキーの先を神童がくわえると,蘭丸がその反対側を食べ始めた。
神童：「ーっ!?///」
蘭丸に話しかけたいが,ポッキーをくわえているので口を開けない。
真っ赤になって硬直している神童を気にせず,蘭丸はポッキーを食べ進めていく。
蘭丸：(残り3cm…。)
蘭丸の顔が近づいてきたことで後ろに下がろうとする神童。
そんな神童の腰に手を回して逃げ道をなくした蘭丸は,そのままポッキーを食べきった。
ポリポリポリ…Chu♪
神童：「～っ!///」
蘭丸：「ごちそうさま♪」
ペロッと口の周りを舐めて,蘭丸がニヤッと笑う。
それを見た神童は,やっと自分がはめられた事に気付いた。
神童：「…騙したな?///」
蘭丸：「ははっ,拗ねるなよ。」
ギュッと神童を抱き締めたままベッドに横たわる。
神童：「蘭丸のバカ…///」
蘭丸：「拓人バカなら治ってほしくないな。」
神童：「…っ///」
反論しても無駄だと判断して,神童はゆっくり蘭丸に身を任せるのでした。
～終わり～
(さて,まだポッキー残ってるからもう1回やろうか!)
(なっ!///やるわけないだろ!!蘭丸のバカッ!!///)
(まぁそんな事言わずに!)
(うっ,うわぁぁぁっ!!///)