電霊‐LOGICAL PARADOX‐ (仮)

□はじめてのろじかる入門編
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『ったくよ、何で日曜の朝っぱらから、てめぇらと顔付き合わさなきゃならねぇんだよ』



『霧島君、眼の下クマになってるよ。うわ、ブサーイ、超ブサーイ、オッサンみたーい』



『……殺すぞ、チビ』



『きゃー、こわーい、想ちゃん、助けてー、霧島君が私の事狙ってる!!』



『“私の命を狙ってる”に訂正しろ。お前を狙う程、俺はまだ、落ちぶれちゃいねぇ』



『何でもいいけどさ、しがみつくな、鈴萌。重たい』



『残念でした。私には想ちゃんと言う立派なフィアンセがいるんだからね!! 霧島君が入り込む隙なんて一ミリも無いんだから!!』



『入り込まねぇから安心しろ』



『鈴萌、重たいって』



『想ちゃんも言ってやって!!』



『だから、鈴萌、重いって』





鳴神想一(18)
単純明快単細胞の少年退魔師。
駿河桐己の従兄弟であり
本作一番の苦労人。
八十神編の主人公であった筈が
気付けば脇役扱いされていた。
THE・可哀想な主人公。
しかし戦闘能力だけは高い。





『馬鹿め。うざがられてんぞ、チビ』





霧島灯群(18)
ツンデレ眼鏡の俺様退魔師。
駿河桐己の弟子。師匠フォーリンラブ。
口と性格の悪さを全て顔でカバー。
何だかんだ言って空気に流されてる。
何だかんだ言って想一と鈴萌しか
友人がいない。





『霧島君が妬いてる……ぷぷー』



『お前、本気でぶっ殺すぞ、クソチビ』







朝桜鈴萌(17)
想一の幼なじみ。男の娘退魔師。
天の邪鬼で人を振り回す。
非常に明るくテンションが高めだが
表裏の激しい二面性を持ち
任務においては一番冷酷非道。
第二指揮官、黒峰涼次の異母弟。
兄の戦闘兵器のひとつ。








以上、三名が国津退魔師協会所属の
名物トリオである。








#000『はじめてのろじかる入門編』




 


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