ヤンキーと委員長

□傷と消毒液と×××
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「あー!また喧嘩したっスねっ!!」

敦子を迎えに来た高橋が真新しい傷を見ながら叫ぶ。
敦子は心底うんざりした様子で家を出た。





「前田さん!消毒しなきゃ!」

「うざいなぁ。放っとけ。」

高橋の前を珍しくスタスタと早足で歩く敦子。
聞き飽きた台詞に耳を塞いだ。

「だめっスよ!痕が残ったらどうするんスか!!」



横に目をやれば少し怒った高橋が居た。
何故そこまで怒るんだろう?
敦子には分からないことだらけだった―




心配いらない。
どうせ消毒してくれるんだろ?




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