其の弐

□俺と銀時とアイツの告白
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生まれたころから一緒だ。
今もこれからもそれは変わらないずっとずっと一緒。

いや……。

一緒にいたいんだ。

俺は銀時が好きだから……。


「いい加減起きろ!!携帯かせ!!自分の家に帰れ!!」

「ちょっひど!!」

「ひどい?…どっちがだよ……」

「え?………」

「振られた……ミツバに…俺じゃダメだって……お前がいるから……」

「………」


ひどいのは俺、銀時の気を引かせるためにミツバと付き合っていた。

多分、ミツバにバレたんだ俺が銀時の事好きなのを。

でも俺は確かにミツバを愛していた…ただ銀時には及ばなかっただけ。

ホモだとしったらアイツは拒絶するに違いない。

だから、この気持ちだけは押さえなければいけない。
辛くて涙が溢れた。


「お帰り」


今…なんて?


「…逆にさ……俺じゃダメなのか?」

「……なにが?」


わけがわからない…
銀時がこんなこと言うはずない…。


「恋人…ミツバがいいの?」

「なに言って……」

「好きなんだよ…」

「っ!!!」

「きっと……ずっとずっと好きだったんだ十四郎の事」

「銀時…」


夢なんだ…。
これは夢なんだ。
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